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2011年6月

2011年6月22日 (水)

近況報告、お詫び、新連載!

切羽詰まると、ブログの存在を忘れてしまう・・これは悪いくせだと思いながら、また切羽詰まると忘れてしまって・・・ここ数ヶ月、私の人生でいちばんと言えるほどの切羽詰まりぶりでした。このブログを気にしてチェックしていてくださった方には、本当にお詫び申し上げます。
これからはこまめに更新したいと思いますので、どうかこのブログを見捨てずにいてください!

その結果が、やっと見られるようになってきたと思います。
2009年から書き続けてきた、セルフ・フィクションともいうべき小説「東京プリズン」が、もうすぐ終わります。おそらく、次に出る『文藝』2011Autumn号と、その次で、終わるでしょう。2011Autumn号は、私にとって天王山でした。・・・なんて、時代ものの比喩をあまり使ったりしない人間だったのですが(笑)。何かが大変だったのだろうと、思っていただけると(汗)。

そして「東京プリズン」と呼応する連載が、講談社のメールマガジンではじまりました。これは、震災後の世界から日本の戦後を見直し、再生の物語を語ろうというものです。
「戦後?」と言う方もいるかもしれませんが、私は日本の戦後はぜんぜん終っていなかったと思います。まずは次のメールマガジン紹介文をお読みいただけると、少しは、どの世代にも「終わらなかった戦後」を自分の問題としてとらえていただけるのではないでしょうか。私はそう思っていますし、そう願っています。

メールマガジンの新連載は、題して、

【まったく新しい物語のために 〜愛と暴力の戦後とその後】

高度経済成長期のスタンダードをいまだに「前提」としていた日本社会は、完全に行き詰っていました。そんな「戦後」に、強制リセットがかかったのが3月11日の大震災なのだと私は思います。ここからどんなヴィジョンを描けるか、語れるか。夢想することが今ほど大事なときはありません。夢想しないことは、実現しないのですから。
「それ」は、世界に類の無い、まったく新しい物語を創ることだろうと思います。「加害者」のいない悲劇から、どう立ち上がり、生き、よりよい共同体をつくろうとするか。そのヴィジョンを描くことができたら、世界へのとてつもない貢献となります。私は、微力ながらその一助になりたいです。

メールマガジンを読む手続きは簡単です。
登録URL(下記)にあなたのアドレスを登録します。
https://eq.kds.jp/kmail/
その後「講談社メールマガジンLINE UP」画面から「現代新書カフェ」を選択します。
配信は8日と18日です。私の配信が毎回あるとは限りません。他の著者のコンテンツもあります。講談社現代新書は現代の目利きですから、楽しんでいただけたらと思います。
私の初回原稿は、下記URLのバックナンバーに、およそ2ヶ月間存在します。
http://eq.kds.jp/kmail/bn/?r=l&m=8
私が長い間考え続けたことの、ひとつの集大成にしてはじまりが、ここにあります。ぜひ読んでみてください。思えば、私は日本の戦後を考えたいとずっと願ってきました。2005年あたりから、そういう新聞連載コラムなども持っていましたが、どうしてもかたちに落とし込めませんでした。大きな問題だったのだと思います。自分にとって、社会にとって。きょうび、あまり陽の当たらない主題だったかもしれませんが、誰かがしなければならないとも、思っていました。
「東京プリズン」も、ぜひ応援よろしくお願い申し上げます! もうじきです!

みなさんのご意見、ご感想をいただけることを、楽しみにしています。

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