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2012年2月 5日 (日)

ひとつのおわりとはじまり

2月3日、「東京プリズン」という小説の最終回を終えた。
2年3ヶ月連載していた(河出書房新社の文芸誌『文藝』)作品で、その象徴的なテーマが「冬を終わらせる」ということだったので、気がつけば節分に終わっていたのが感慨深かった。
翌日、立春は、春がくる日だから。

途中、とうてい終えられそうもなく思えたり、終わろうとしても話のほうが終わってくれないことがあったりして、物書きなんて、最後には根性しかないぜと思った。どんなことも、そうなんだろうけどね。
最後には(あるいはことのはじめに)、決めることと、覚悟しか、無いんだと思う。
いろんなことを教えてくれた作品だった。
小説を教えてくれた作品だったかもしれない。
2年3ヶ月の背景は、私が30年間抱えた問題というか鬱屈というかだったのだけど。
終わるときには、終わるもんだ。
30年前には、人生で30年という時が過ぎるなどと考えなかった。30年抱える問題があるなどとも考えなかった。
そんな人生詐欺だと言いたくなることもあったけれど。
でも、30年前より今のほうがずっといい。


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