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2012年3月28日 (水)

謎のエコビジネス

100%充電の電気自動車、日産LLEAFの宣伝には、首を傾げたくなるところが多い。
http://ev.nissan.co.jp/LEAF/

有名人のLEAFオーナーを起用して、双方、環境意識の高さをアピールしようという戦略にはちがいないのだが・・

まずは、エコの大御所、坂本龍一。
「CO2を全く出していないなんて、こんなに気持ちのいいことはない」

バ カ じ ゃ な い の か な ?
坂本龍一は音楽は良いけれど、エコ発言にはおかしなものが多い。
忘れられないのは数年前に毎日新聞紙上でした、当時はやっていたヤマンバギャルに対する発言。
「ああして立っているだけでどれだけのCO2を排出しているか、ガイガーカウンターのようにつきつけてやりたい」。真面目にですよ、これ。
ヤマンバギャルあなたのが美学に合わないなら、ただそう言えばよい。CO2を持ち出す必要はない。彼女たちが出すというCO2を放射線ににたとえる必要は、もっとない(平時であっても。それは特定の人たちを「不浄」と言うに近いでしょう)。

しかも、ギャルたちは実は、CO2排出量の低い、いわばエコな存在なのである。
徒歩や自転車(せいぜい原付自転車)と、電車かバスの公共交通機関で移動し、街でおしゃべりしたり地べたに座り込んでいたりするだけである。
移動に自家用車やジェット機を使う坂本教授のほうが、CO2排出量は、ずっと多い。ケタ違いのはずである。

100%電気自動車がCO2を出さないというのも、もちろん、幻想以外のなにものでもない。

電力をつくるために、多量のCO2は排出されている、もちろん。自動車の個体からCO2を出さないというだけである。そして「化石燃料を燃やす」という意味で、発電は、ガソリン車が走るのとほとんど変わりがない(まあ、CO2や有毒物質を一括管理できるというメリットはある)。
一台頭のCO2排出量はたしかに、LEAFと一般的なガソリン車では、送電ロスなどを考慮に入れても、LEAFのほうが低く、エネルギー効率がよいという計算が出ているらしい。
が、LEAF一台が走るために作られるCO2は、到底、ゼロからは程遠い。

もちろん、C02排出が少ない発電方法はあるよ。
それが、原子力発電だと長いことPRされてきたんじゃないか!!!

今さらC02を大フィーチャーするポイントはなんだろう?
私は既視感とめまいを感じてしまった。
そこ、現在の最重要課題?
C02の削減に本当に環境に対するメリットが大きいかも、いまだにわかっていない。
もしかしたら、LEAFの開発が東日本大震災の前で、「原子力推進」の前提でつくられたのではないか、というのは、うがった見方か?

              *

別のオーナー、クルム伊達公子の言うことも、ちょっと変だ。
「忙しいときでもリフレッシュの時間はどうしても必要なんです(ヨガスタジオなどに出かけているクルム伊達の映像)。車が自宅で充電できるって、ほんっとうに便利です」

ほ ん っ と う に ?

クルム伊達の家の近くにはガソリンスタンドはないのだろうか? 
そんなことはないと思う。
いつも、ガソリンタンクをすっからかんにして帰ってくるほどグランドツーリングな毎日を送っていたのだろうか? そして近所にはガソリンスタンドが皆無で?
そんなことも、ないと思う。
(ウェブサイトの別インタヴューでは、「くたくたになって帰って来た時に、ガソリンスタンドに寄らなくてもすむのは嬉しい」と語っており、その気持ちならば理解できる)

車を家で充電できるのが「ほんっとうに便利」と人が腹の底から思うからには、要件はふたつある。
 1)近所にガソリンスタンドがまっったくない。
 2)そういう土地で「近場乗り」だけする。
この条件を満たすとは思えないクルム伊達公子にとって、この「便利」は本当に切実なものではない。

実際問題、充電100%の自動車は、「近場乗り(家の近所)」以上の場所に行くには、少なくとも今のところ、不便で不安な乗り物である。
遠乗りして渋滞に巻き込まれたら? 
そこで万一、充電が切れたら?
本人も真っ青だが、それが新たな渋滞の原因になるよね?
そのうえ、ガソリン車なら隣の車からガソリンをもらってすぐ走ることもできるけれど、充電車では、短くて30分は必要だろう。

「電気『だけ』って、ほんっとうに不便です」

と言いたくなる局面のほうが、圧倒的に多いだと思うのだが。
東北大地震の際やそのあとの節電期間に、オール電化の家が本当に不便だと思い知った人も多いのである。

コマーシャルにはもう一人、松山ケンイチがいるが、すぐ忘れてしまうようなことしか言ってない。きっと環境意識の高さをアピールしたかったのであろうけれど。

たしかに、セレブのセカンドカーには、ぴったりだなあ。
ならばある意味、的を射た広告だなあ。

コピーは「セレブのチョイノリ」というのがよくないか。

※坂本さんのファンの方、クルム伊達さんのファンの方、松山さんのファンの方、すみません。そこがポイントではないことをご理解ください。
エコとエコをめぐるビジネス言説や、イメージ戦略の中で、堂々とすりかえや隠蔽(本当のことを言わない)がなされるのが嫌いなだけです。原子力発電もそうだったからです。

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コメント

赤坂さんの久し振りのブロク読ませて貰いました。コマーシャルは、販売促進が目的であるのだから、リーフって良いなとの感触に適合したタレントを起用しただけと思います。赤坂さんがターゲットとすべき対象人物でない感じがします。もちろん、最後に記載してあった電気産業、原子力を擁護するかは別ですが。確かに耳障りが良いコマーシャル、新聞を含めたマスメディアの欺瞞性は、官民一体となった現発問題で露呈しました。TVで福島原発が刻々と崩壊していく現場映像を見せられながら、学者先生、コメンテーターは大したことありませんと繰り返し語っていました。語った本人に東大医学部放射線の有名な名医もいました。皆さん今頃、どのような気持ちでいるのか、聞いてみたいものです。1人民放でチェリノブイリ原発事故を取材した経験のあるジャーナリストが、2日目かの放映で、
深刻な事態になることを予測していました。そのジャーナリスト(TV記者?)は、二度と現れませんでした。TVからの露骨な抹殺でした。TV見ないので、LEAFって何かとネット調べたらアダルトゲームのブランドだそうで、成人・未成人のクリックがあり、面食らいました(^Д^)。赤坂先生、ブラックユーモアでないでしょうね。

こんにわ。自分は、半年前からリーフに乗っています。電気自動車ってやつは概念や発想を柔軟に、変えられる人のみが乗れる車です。例えば、一日で四百km走る日は一年に何回ありますか?自分は一日も有りません。リーフは何処かに、燃料を買いに行かなくても朝起きれば、充電されているので非常に便利です。因みに自分はたまに高速道路を使い、家族を乗せ300km位のドライブに行きますが、全く困った事は無いです。多分、電気自動車の普及は人間の世代交代の時期位からの物だと思います。カセットデッキしか、使えない年寄りに、最新のPCが使いこなせない、いや使いこなそうとし無い。のと同じで。今。正に産まれたばかりの赤ん坊が大人になるころ、きっと柔軟な発想と新たな時代の概念で電気自動車に乗り、既存のエンジン車は過去の物になって行くと思います。PS、電気自動車を所有し、乗って、慣れてしまったらもう二度とガソリン車を買いたいとは、思わなくなりますよ。

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