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2012年7月26日 (木)

【新聞掲載】7月26日朝日新聞朝刊

『東京プリズン』が、7月26日朝日新聞朝刊の「論壇時評」に取り上げられます。論者は、私の尊敬する書き手の高橋源一郎さんです。
小説が論壇時評に取り上げられるのは、まれなことだそうです。

高橋源一郎さんの視点から、どう読み解かれるのかが楽しみです。私の作品がどう読まれるということより、それは必ずや重要な戦後論であるにちがいないので。
「奇妙な戦後処理」によって多くの社会体制やシステムができ、その上に現在があり、身動きがとれなくなっています。だから、「戦争と戦後」は、すべての人にかかわることだと思うのです。

これまで『東京プリズン』はいろいろな新聞に書評や著者インタヴューが載ってきました。お知らせできていないことをおわびします。新聞って、掲載がいつになるかわからないことが多く、本人にもたいてい事後報告なのです・・・。
今回は、朝日の記者さんに教えていただけて、感謝です。
これで親にも文句を言われなくてすみます(笑)。

ご一読いただけたらさいわいです。

ご興味があれば、本の方も、読んでみていただけるとうれしいです。

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コメント

 高橋源一郎さんは、『東京プリズン』について、未来へ向かって「深く屈もうとする姿勢が見える」と書いていますが、私の受け止め方は少し違います。赤坂さんは、この小説で、身を屈めることなく、全身の傷痕や滲み出る血もそのままに歩み、世界の本質に触れながら丘の上に出たと思います。
 この作品は、東京裁判という主題のみで評価されてはなりません。東京裁判という主題を、評論ではなく、現実と幻が入れ子になった、ひりひりする香気に満ちた小説世界で扱ったことは、特筆すべきことです。しかし、「戦後日本」、「アメリカ」という主題だけでなく、「自然・精霊・神」や「母と娘」、「青春」、「身体感覚」、「言語と思考」などの主題が錯綜して含まれています。それら全体を、緊迫感ある(時に美しい)文体により独自の小説世界として成立させたこと、そこにこの小説のすばらしさがあります。

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