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2015年1月 4日 (日)

新春の挨拶のようなもの

昨日(1/2)、自分が出たテレビ番組の『100分de名著』の放映を見た。
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/2015special/index.html

自分が出たテレビ番組をちゃんと見るのは初めてで、その意味でも自分の中で大きな意味のあった仕事だった。
100分の番組を録るというのは大変で、午後3時ころ現場に入って、打ち合わせから始まり、終わったのが午前1時を回っていた。現場の人って、ほんと大変。頭が下がる。

誰もが一度は朦朧としたと思う。自分があれをできたのは、そもそも出ることを決めることができたのは(教養があるタイプではないので、ああいう場にはあまり出たくない。頭のいい人ばかりだもの)、司会の伊集院光さんの力が大きかった。

もともとファンだったのだけど、よりファンになった。
休憩のとき、「ごめんなさい」と私たち出演者に謝っていた。
「俺がわかったふりをして進めれば、もっと速いのに」と。
それにとても心を打たれた。
瞬間瞬間、全開、全身全霊で当たらないと「わからない」ことには対処できない。
既知で対応しない。既知の範囲に収めない。いつも新鮮に反応する。

私もそうありたいと願っている。でも、つい、バカを隠したかったり、空気を読み過ぎたりして、わかったふりをしたくなることは、ある。初心を忘れる。
やっぱり、それはすまい。
ひとつひとつは小さな「それ」が積み重なって、今の社会はこうなのじゃないか?
そんなふうにも思った。
わかったふりはすまい。
すべての無知を自分が引き受ける、それくらいの覚悟でいよう。
そう思った。
真夜中にそう思ったことを、忘れない。

伊集院さんのみならず、すべてに助けてもらった。
いつもそうであることを、再認識させてもらった仕事だった。中沢新一さん、斎藤環さん、松岡正剛さん、武内陶子アナウンサー、ディレクターにプロデューサーにカメラマンに編集さん。
その日の授業を休講にさせてくれた私の生徒ちゃんたちに助手くん。同僚たち。見てくださった人たち。このブログや私の本や記事を読んでくださる人たち。家族。愛すべき友人たち。みなさんに、この場を借りて御礼を申し上げます。

なんだか大げさな気もするけれど、新春の挨拶みたいにもなりました。
本年もよろしくお願い申し上げます。

(興味のある方は、再放送かオンデマンドでチェックしてみてください。出演者の私にとっても、今とても必要な智慧が、そこにありました)

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